バートリーのさいとうです。
今回は、個人開発ではポジショニングと課題の大きさがキモ というテーマで個人開発を進めていく中で得られた学びをサクッと紹介します。
- 個人開発をして一山当てたいと考えている
- 個人開発のテーマが中々決まらない
- 個人開発したいけど、どうやって開発を始めれば良いかわからない
以上のいずれかに当てはまる方には、こうやって個人開発を進めたら良いんだ!という一つの指針が出来るような記事になっています。
解くべき課題を明確にする
課題は大きく狭く
前提として、個人で開発しているので、中々企業のようには大きくてメタな課題には立ち向かえません。
だから、個人開発者が成功したいと思えば、解くべき課題は狭く大きく設定したいです。
以下の画像だと左上になります。
例えば、「ゴミの不法投棄をなくす」というの課題は大きすぎて個人の力ではほぼ無理と言っても良いでしょう(できなくはないですが)。ただし、この課題は解決するととても大きな社会へのインパクトを与えられるので、右上に該当します。
でも、例えば「住んでいるマンションや地域のゴミの不法投棄を0にする」だったらどうでしょう。周りの人を巻き込んで、仕組みを導入したり、監視カメラを設置するなどの取り組みができれば、もしかしたら解決できるかもしれません。
こんなふうに、課題は大きいけど、狭い範囲で(身近な範囲で)解決できる課題を見つけて解決することが、個人開発においてはとても重要だと思います。これはポジショニング戦略というマーケティング業界の名著でも言及されています。
情報社会というジャングルで頭角を表したいなら、ターゲットを絞り込み、細分化することだ。つまり、ポジショニングせよ、ということだ。
ポジショニング戦略
課題の決め方
上記を踏まえて大きくて狭い課題を設定すること前提に、より詳細に課題を詳細に決めていきます。
課題の設定には色々なフレームワークがありますが、一番シンプルにいくとこんな感じで良いんじゃないかと思います。もちろん後述のフレームワークを活用するのはとても良いことです。
- 誰の課題
- どんな課題
- その人が課題の中でも一番課題に感じていることは?
- 既存の代替品
- アーリーアダプター
- 独自の価値
- 課題を解決したらどんな世界になる?
個人的にはフレームワークとして、リーンキャンバスとPRODUCT VISION BOARDを採用しました。詳細については、PMとして有名なshinさんの記事を参照してください。
そして、以上に加えて、この時点で?と思われるかもしれませんが、以下の二つを決めます。
- コスト
- 収益の流れ
この2つを決定する理由は以下の通りです。
- 解決する課題だったのか判断できる
- 開発したプロダクトが、本当に課題を解決したのかを測る指標となる
- もし上記2つを踏まえてうまくいったと判断できたら)どのような顧客層に受けるのかがわかる
これはRunning Lean ―実践リーンスタートアップ (THE LEAN SERIES) の3章と以下の記事などを参考にしています。
現状の開発
個人開発をする方に少しでも有益になれば良いなと思うので、プロダクトのことをまとめているページは公開しようと思います。
フィードバック等ありましたら、Notion上でコメントできるように設定しているのでよければお願いします笑
記載のあるProduct Prioritization Framework については次の記事で取り上げます。
まとめ
- 個人開発で解く課題は大きく狭く
- フレームワークを活用すると課題設定しやすい
- 課題設定の時点でコストと収益の流れまで決定する
個人開発はプチPMの気持ちになれて楽しいですね。
次の記事ではMVPリリースと、要件定義周りについて話す予定です(変わったらごめんなさい)
最後まで読んでいただきありがとうございました。