バートリー先生のプログラミング教室を閲覧いただき、ありがとうございます。
バートリーのさいとうと申します。
校長挨拶などと大層な言いぶりをしてしまいましたが
こちらは僕のキャリアについて詳細に語るだけのページになっております。
もし、僕のプロフィールを見て頂いた上で、「こいつちょっと面白そうかも?」と思った方のみ、続きをご覧ください。
知りたいけど長いのはちょっと…という方は、Q&A形式でプロフィールをまとめましたので、こちらをご覧ください。
それ以外の方は、この記事から抜け出し、このブログに存在する技術やアプリに関する有益な記事を1本読んでください。そっちの方が絶対タメになります。
では、時系列順で自分のキャリアを紹介させていただきます。
※(こちらは僕の人生が進むごとに変化する更新型のエントリになっております)
大学を休学し、豪ワーホリ
早速大学編です。それまでの経緯を書かないのは、本当になんてことはないキャリアだからです。
一息でそれまでのキャリアを説明します。
地元公立小中高→地元国立大(教育学部英語教育専修)
ね、なんてことないですね。
海外への挑戦を決意
少しだけ自分の生き方が変わり始めたのは、大学3年の下半期に挑戦を決意した、オーストラリアへのワーキングホリデーです。
そこから色々準備をして、大学4年に上がる前の春休みに休学届を出し、2018/4/4に渡豪しました。
結果としては、約1年間滞在しました。その時の僕にとっては、かなり大きな決断でした。
その時考えていた目的としては、以下の2つです。
- 異文化理解
→言語という、強い社会性を背景に持つものを教える立場の人間が、実際にその言語を使っている人の生活や背景を知らないのは、全く筋が通らない
=長期留学でカルチャーを身体で感じることが必要なんじゃないか? - 英語力の向上
→短期ではなく長期にしたのは、周りの短期留学経験者を見てもっと長く居た方が良さそうだなと感じたから。
= 1ヶ月だけ留学して、劇的に英語力が伸びた人を見たことがなかった…。
特に前者の異文化理解については、人間の感覚的なことであり、実体験しないこともたくさんありました。
少し理解をしやすいよう、逆の立場になって考えてみて下さい。日本に来たことない外国人が日本語学校とかで、「日本人は全員真面目で勤勉で〜す」なんて教えてたら、「いやそんなことないよ、一回来てみ?」って思いますよね。
まとめると、その時は、「先生になるなら、子どもに良い影響を与えられるようになりたいな」と考えていた、ということになります。
得られたこと
結果として、このワーホリで得られたことは、以下の3つの力と1つのきっかけでした。
- 発信する力
- コミュニケーション能力
- 異文化の理解と英語力
- コーヒー産業への興味
それぞれ順番に見ていきましょう。
3つの力
まずは、3つの力について。
実は、異文化理解と英語力よりも、発信する力(自分の意見を主張する力)や、コミュニケーション能力(誰とでも話を膨らませる力)の方が身についたんです。
そうしないと、生きていけなかったという背景が強く影響しているとは思います…笑
オーストラリアに行っていなければ、こうしてこのブログを書いて、皆さんに読んでいただくこともなかったでしょう(読んでいただきありがとうございます)。
1つのきっかけ
次に1つのきっかけについて。
コーヒー産業への興味を持てたことが、次のキャリアにつながります。
ちなみに、オーストラリアはカフェ大国と呼ばれています。
有名な話だと、あのスタバがそこらの個人店との競争に負けて潰れます。(それでもスタバは人気です)
そのくらい、独自のカフェ文化が発達している国で、僕は個人経営のカフェのウェイターとして働いており、そこでコーヒーにのめり込みます。
そして、次に書く珈琲屋のOPENに向かっていきます。
大学生、珈琲屋を開く
約1年のオーストラリア滞在を経て、帰国した僕は、大学へ復学します。
そして、ある珈琲屋と出会います。
出会いはインスタのDM
その珈琲屋オーナーの方と出会ったのは、復学してまもない頃。
地元のゲストハウスのスペースを間借りして、コーヒー屋を土日限定OPENされている方でした。
その人のお手伝いをさせてもらえることになったんです。
きっかけはインスタでDMを送ったことでした。
「働かせてもらえませんかっ!!!」
って。笑
そしたら快くOKして下さったので、晴れて珈琲屋のお手伝いを始めることになりました。
そもそもなぜ、珈琲屋で働きたかったかと言いますと
コーヒーが持つ「人をつなげる力」を信じていたからです。
そこにコーヒーがあるだけで、場にいる人が自然に会話し始める。
会話には、必ずコーヒーが片手にある。
そんな光景を見てきた自分は、この人同士の温かい繋がりを、地元に生み出したいと思ったんです。
突然現れた「バートリー4丁目」
珈琲屋で少しずつ経験を積んでいたある日、オーナーさんの口から、こんな言葉が
「8月で営業を終わりにする」
前々から、いつまでやるかわからないとの話だったので、まぁ仕方ないかと思いつつ、寂しい気持ちもありました。
その時、出店していたゲストハウスの宿主さんから言われたある一言で、僕の残りの学生生活はガラッと変わることになります。
「次出店する人を探しているんだけど、やらない?」
まさかの展開。
でも、なぜか意外とできるんじゃないかと変な自信があったのも確か。
1、2週間後に、「やります」の返事をしました。
これが、僕が約半年の間営業した珈琲屋、「バートリー4丁目」の始まりです。
余談ですが、「バートリー」というのは、オーストラリア滞在中に住んでいたシェアハウスの住所から取った名前です。
いろんな人が行き来する、交流が生まれるシェアハウスだったので、そんな珈琲屋になればいいなと思って名付けました。
機会を生み出す、人を育てる
営業を始めることが決まり、まずはドラクエの感覚で仲間を探しました。
僕一人でも物理的には営業できましたが、この機会を他の人にも生かしてほしいという思いがあったからです。
結果、2人のコーヒーマンと1人のパティシエ、それと僕の計4人で、営業をすることに。
そこで、とてつもない重圧に襲われました。
それは、二つの理由からです。
- 自分たちのことを知っている人はごく僅かで、1から集客をする必要があったこと
=売り上げが安定しないことは目に見えていたため、プレッシャーに - 僕が一緒に働く仲間を成長させ、その力を引き出す必要があったこと
=言っても寄せ集めのメンバーであったため、最初は僕が責任を持ってメンバーを引っ張る重圧に押し潰されそうに
そもそも、僕はThe リーダーという感じではない一方で、人をまとめたり関わる人をモチベートすることは好きでした。
だけど、「自分が何もしなければお客さんは来ないし、仲間も成長することはない」と思うと、じゃあその課題を解決するために何かしなきゃいけないっていう責任感が生まれました。
そこで、それぞれの課題を解決するために色んなことをしました。
以下では、特に成果として挙げられることを述べていきます。
「お客さんがいる」が当たり前じゃない
当然ですが、オープンしたてのお店にはお客さんがいません。
そこで僕は、若さを生かしてSNSの活用に力を入れることにしました。
主な具体的な施策としては、
- インスタグラムを中心に、週に4~5回投稿を毎週行う
=活動中であることを周知する意味合い。 - 投稿のテンプレート化
=顧客の定着と、理解しやすい情報提供。 - 自分たちのことをSNS上で取り上げてくれた顧客に対し、可能な限り全てこちらのアカウントでもその投稿などを取り上げる。
=他の人が行っていることを周知することで、確証バイアスを活用できると考えたため。
など、色々と勉強しながら、その時自分が考えついたことは全て行うようにしていました。
少なくとも、SNS経由でお越しいただいた方の総数は、最終的に全体の半分は占めていたと思います。
(あくまで肌感です)
それだけ、SNSの影響は大きいものであることが理解できました。
ここで、余談を挟みます。
このことは、企業に勤める人全てが意識すべきことですが、既にお客さんがいるというのは、とってもありがたいことです。
お客さんがいないと、いくら良いプロダクト・サービスがあってもそれは自己満です。
エンジニアなどの創る人は、会社によってお客さんを獲得する方法は異なるとはいえ、その業務に当たってくれている人、その仕組みを作ってくれている人、顧客を自分たちまで繋げてくれた先輩方など、汗をかいている方々には感謝して、その顧客のために働くべきだと思います。
お客さんありきで人は成長する。
お客さんが少しずつ増えてくる一方で、同時にどうやって仲間を成長させようかということに苦心していました。
でも、答えは結局シンプルでした。
これは今振り返って分かったことではありますが、結局お客さんに育てられたんだなぁと思います。
お客さんは、正直です。自分たちのサービスがあんまりだったら二度は来てくれないし、めっちゃ良ければ2回目、3回目も来てくれるかもしれません。
その過程を、僕と同様、仲間たちは感じることができました。これが最も成長につながったんじゃないかと思います。
つまり、お客さんの増減を1から同じ視点で当事者意識を持って感じてきたからこそ、皆成長することができたということです。
意外とこういう経験はできません。先ほども言及しましたが、既に目の前にお客さんがいることがほとんどだからです。
だから、僕の役割は、お客さんの増減・リピーターのつき方が仲間一人一人の影響を受けているのかということを視覚化・言語化し伝えることだったんだと振り返っています。
「あなたのおかげでお客さんが喜んでいたよ!」
「あのサービスのどこが悪かったか、一緒に考えてみよう!」
こういう風に、コーチング/ティーチング・モチベートなどのメンタルを整えるのが、成長させる側の役割なのだと、次に生かす教訓として得ることができました。
こうやって成長していくと、結果として総合力が高まり、そのチームは力を大きくすることも肌で感じることが出来ます。
こうして、人を育てる重要性をひしひしと感じたのでした。
そして旅立ち…のはずが。
大学卒業と共にバートリー4丁目の営業を終了することを決めており、その次はNZへ珈琲修行の旅に出る予定だった僕ですが
コロナが、僕の人生をめちゃくちゃにします。
3月の下旬に入国禁止措置がとられ、進路が断たれました。
もちろん就活もしておらず、落ち込んでいる暇はなかったので、どうするか考え始めました。
軸としては、コーヒーにつながることをやりたい、という思いが強くありました。
そこで思いついたのが
農業
です。
急にどした?と思われる方もいると思うので、コーヒーと農業のつながりを少し補足します。
コーヒーは、元々農作物です。
コーヒーといえば黒いイメージがあると思いますが、元々はコーヒーチェリーと呼ばれる果実の種です。
この果実の状態から、色んな過程を経て僕らが知っている珈琲豆になります。
農家さん、珈琲を運んでくれる人、焙煎してくれる人…
コーヒーには、たくさんの人の想いが詰まっています。
その珈琲を、最後にお客さんに提供させていただく立場だった自分が、その場所場所での苦労や難しさを知ることで、今後必ず糧になると考えました。
こうして農業に従事することを決め、仕事を探した結果、最終的に長野県のこの辺↓で農業に従事することになりました。
農業、そしてIT業界へ
だんだん話が長くなってきたので、農業でした経験については、後日別の記事で取り上げます。
本当にこの経験は有意義で、この農業の経験を通して、次に繋がる仮説を得ることが出来ました。
アナログな産業には、デジタルの選択肢があることで人は幸せになれるのではないか
仮説の根拠としては、農業ってやってみると面白いところもたくさんある一方で、従事者が減っている現状もあることです。
若い人が抱いているイメージが「きつい・汚い・華やかじゃない」だとするなら、それは間違っていないけど、デジタルの力で解決する部分もたくさんあるということを、強く感じました。
具体的には
- 流通の部分ではポケマルや食べチョクのようなCtoCプラットフォームの活用。
- 生産の部分では、watercellさんのアグリノート、ドローンや画像認識技術など、テクノロジーの導入。
この辺で、かなり変化を起こせる余地があり、その変化が若い人を呼び寄せる可能性があることに期待出来ます。
だから、僕自身がまずテクノロジーの力を使いこなせるようになろう、そう思って以前から興味もあったエンジニアリングの仕事に従事することを決めます。
エンジニアとしての一歩目
そこで通ったのが、TECH CAMPでした。
短期集中でエンジニアへと駆け上るため、ガチで1日10時間やってました。それを10週間。
人生で一番勉強したかも。笑
その結果、
なんとか運にも恵まれ、現在勤務する自社開発の企業への就職が決まりました。
ここからは、現在進行形の出来事なので、その都度追記していきます。
今抱いている思いとしては、本気で勉強して、エンジニアになったことで、人生の幅が広がったというポジティブな思いです。
エンジニアとして働く
(2023/7/4 追記)
最近気づいたこと
- エンジニアとして2年以上の経験を得た
- 昨年コーチングを受けたことで、少しずつ自分が本当に望む未来を得ることができるようになってきている
- エンジニアのメンターも始めて、たくさんの人々のエンジニア学習・転職支援をしてきた
- アートのミカタというラジオも継続していて、もう少しで50回。
色々やってますが、少しずつ形になってくるのが嬉しいです。
これからは、より本当に求めている未来を明確にすることで更に良いと感じられる人生を送りたいと思っています。
(2021/12/18 追記)
さて、もうエンジニアとして働き始めて、約8ヶ月が経とうとしています。
働いている感想を一言で言うなら
「エンジニアとして何かを作る事に、とても満足しているし、もっと突き詰めたい。」
です。
特に最近大きな変化としては、
- 上流工程も少しずつ任せてもらえるようになった
- 開発部を良くするための施策を打つ機会をもらえるようになった
- フロントエンドエンジニアとして働くのが楽しそうだなと思うようになった
の3つです。
特に、RailsとかGoとかやりたい!と思っていた自分が、フロントエンドに興味を持てたことは、本当に自分でも驚きです。
これも、挑戦する機会をいただけたからこそですね。ありがとうございます。
最近はデザインやアートにも興味が出てきて、どんどん自分の幅が広がっていると感じています。
また、エンジニア1年目にしては中々あり得ないことではありますが、
エンジニアとデザイナーの働く環境、ルール整備などを少しずつ進めさせてもらっています。
(もちろんチームで相談・議論の上で。)
具体的には、命名規則を定めたり、業務のフローを改善したりと、まだまだできることは山ほどありますが、少しずつ手を加え、自分も含め作り手が働きやすい環境を作ることができるようにしています。
僕の夢
最後に、僕の夢について少しお話しさせてください。
僕の夢は、
自分の本当の「ワクワク」に気づき
楽しくイキイキとしている人が溢れる社会をつくる
ことです。
今は、この実現をHR業界でエンジニアリングを通して行っていますが、今後はどうなるかわかりません。
軸として持っているのは、この夢、言い換えればライフワークということです。
今後も、より多くの人を幸せにする選択肢を提供し、その幸せの追求に貢献していきたいと思います。
おわりに
ここまで長ーい文章を読んでくださり、本当にありがとうございます。
僕の人生の記録ではありますが、誰かに勇気を与えることが出来ていれば嬉しいです。
それでは。