サステナブルなこと

【サステナ暮らし】サステナブルな食事とは?意外と難しい生活への取り入れ方を実例付きで解説!

バートリーのさいとうです。

今回は

【サステナ暮らし】サステナブルな食事とは?意外と難しい生活への取り入れ方を実例付きで解説!

というテーマで、【サステナ暮らし】を紹介していきます。

サステナブル、サステナビリティという言葉が最近日本でもかなり浸透してきていて、少しずつ私たちの意識も変わってきています。

それに伴い、少しずつサステナブルな生活をしようとしている方も増えてきています。

ただ、そこで何から始めればいいの?と思っている方が大半だと思います。

そこで、今回の【サステナ暮らし】では、普段からサステナブルな暮らしを意識していろんな情報を取り入れて実践している私が

  • そもそもサステナブル(サステナビリティ)とは?
  • 今日からできるサステナブルな食事とは?
  • 実際にどうやってサステナブルな食事ができるのか?

という3つの観点で、解説していきたいと思います。

この記事を読めば

  • サステナブル(サステナビリティ)とは何か、そもそもの考え方を知ることができる
  • サステナブルな食事を普段から取り入れることができる
  • サステナブルな暮らしを、身近な食事から取り入れることができる、またその具体的な方法もわかる
  • 結果、社会に貢献している実感を得られる

と思いますので、
「サステナブルな暮らしをしてみたい!」

という方は、ぜひ一緒にサステナ暮らしを実践しましょう。

そもそもサステナブル(サステナビリティ)とは?

これがサステナ暮らし初回の記事ですので、まずは、サステナブル(サステナビリティ)ってそもそも何ぞや…ということについて触れようと思います。

サステナブルとは

サステナブル(英:sustainable)とは

持続可能な状態

です。

では持続可能な状態とは何でしょうか?

一言で言えば、「いい感じで長続きしている」ことです。

多分、ざっくりした表現過ぎ(笑)ですので、もう少し詳しく見ていきましょう。

サステナブルではない世界とは?

難しいと思いますので、理解しやすいように、逆にサステナブルではない世界を見ていきましょう。

例えば、温暖化で南極の氷が溶け始めて、海水面が上昇しているという話は有名だと思います。
その影響で、ある国では海近くの街で生活が困難になっている地域があるそうです。
(資料: https://www.erca.go.jp/yobou/taiki/kids/aozora/kono_02.html)

これは、人々はその地域で生活できなくなってしまうので、「人々の、ある地域の暮らし」という点で、いい感じに長続きしてませんね。つまりサステナブルではないということです。

このような事例は、環境面における温暖化のほかにも

  • 生活インフラが整っておらず、飲み水がない
  • 台風・大雨などによって、生産が安定しない、または労働環境がよくなく引き継ぎがされず生産者が減少する
  • 十分な教育がなされず、その人の人生が充実しない

などの観点でも、いい感じに長続きしていない(そもそもできていない)ところが世界には多々あります。

日本の事例で言うと、農家の引き継ぎ手が減少し、廃業せざるを得ない農家さんがたくさんいますよね。

これらが、サステナブルではない事例です。

ちなみに、環境問題=サステナブル(サステナビリティ)と言う表現がよくされている気がしますがこの等式は間違いです。

サステナブルな問題として環境問題が存在するだけですので、ここは理解を間違えないようにしてくださいね。

サステナブルであることと環境問題の関係性

今日からできるサステナブルな食事とは?

前置きが長くなりましたが、ここから本題に入ります。

サステナブルな食事とは、一体どんなものでしょうか?少し考えてみてください。

結論、ポイントは3つあります。

  • その食べ物が作られる過程が、サステナブルであること
  • 商品の売られ方が、サステナブルであること
  • 商品そのものが、サステナブルであること

「なんのこっちゃね…」という感じだと思うので、それぞれ解説します。

その食べ物が作られる過程がサステナブルであること

簡単なクイズを出します。

Q. 2つの生産現場のうち、どちらがサステナブルでしょうか?

  1. 低賃金の工場で、作り手が不明な状態で、大量生産を目的に、石油をジャバジャバ使いながら生産を行なっている
  2. 賃金は高水準、生産者が誰なのかが明確であり、必要な分だけ、環境に配慮した生産を行なっている

ちょっと簡単すぎたかもしれませんね。

正解はもちろん2です。

ポイントは、以下の4つです。

  • 労働環境・雇用条件が良い(= 人権・労働問題)
  • 生産プロセスに関わる人が明示されている(= 作る責任・使う責任問題)
  • 供給量が過剰ではない(大量生産、飢餓問題)
  • 生産過程で、環境に害を与えていない(環境問題)

サステナブルである生産というのは、以上の4点が守られています。

全てに則るのはかなり難儀ではありますが、いずれかに当てはまればサステナブルな製品だと言えるでしょう。

商品の売られ方が、サステナブルであること

これは、普段から購買活動をされている方(=ほぼ全員)がなんとなくわかっていることだと思うので、サクッと解説します。

例えば、手で持てる物しか買ってないのに、レジ袋をもらうのは、サステナブルではありません。

あとは、日本で結構ありがちなのが、個包装されているお菓子類。これは、プラスチックにプラスチックを重ねるという愚行だと思います。

品質を保つ、パーティなどで分けやすいように、など、別の目的があったとしても、じゃあ個包装されていないポテチとかって品質無視なんですか?あと、分けますよね?という疑問も湧いてきそうです。

これを聞いて、「いやいや、小さいこと言い過ぎでしょ…」と思われるかもしれませんが、レジ袋を1日1回日本の全国民が1年間もらい続けたら、以下の計算になります。

1回(1日の購買回数) x 約1億2千万人(日本人口) x 365日 x 15ml(プラスチックの袋を生産するのに必要な石油量)※1

= 約65億リットルの石油が、レジ袋だけで利用される計算になります。

有料化前は、それが当たり前に行われていたわけですから、考えるだけで、ゾっとしますね。

これは、僕たちのちょっとした意識で変えられることなので、一人一人にその責任があります。

※1 佐賀市1. レジ袋の原料は石油です。https://www.city.saga.lg.jp/site_files/file/usefiles/downloads_/34357_20141031091405.pdf

商品そのものが、サステナブルであること

最後に、商品そのものがサステナブルであること。

これは、例えば

  • 消費/味期限が長い
  • 健康に害を及ぼす過度の糖質や塩分が含まれていない

などです。

これらは、僕たちの家計や健康にも大きな影響があります。

消費期限・賞味期限で言えば、一つの製品を長く使えれば、経済的、ロスも少ない。

健康に関して言えば、最近は健康志向が高まり、塩分カットや糖質カットの文字がよくスーパーやネットで見受けられますね。

良いことだと思う反面、僕個人としては結局世界の和食が最強だと思っている派です。

梅干し、納豆などの発酵食品、おでん、魚(アジ・さんまとか)など、ユネスコ無形文化遺産に登録されている世界の”WASYOKU”が、やっぱり最高です。

余談が過ぎましたが、自分の健康もサステナブルであるための食生活を意識しましょうねっていう話です。

サステナブルな食事の実践例

では最後に、具体的に何をすればいいのか、今日からできるアクションプランをお伝えして終わりにします。

即効性が高く、取り組みやすい以下の3つに絞り込みました。

  • 生産者の顔が見える製品を買いましょう。地方の方は、自分たちの地域の方が作ってくれている製品を選びましょう。
  • 手で持って帰ることができる範囲の買い物はレジ袋をもらわないようにしましょう。もしくはバッグを持参しましょう
  • 健康に害のない食べ物を選びましょう。また、消費/味期限が長い食べ物を選びましょう。

1点目について、少し補足をすると、自分たちの地域で作られたものが地域のスーパーで並ぶということは、流通のコストが下がり、結果として

  • 流通で発生する環境負荷の軽減 = 環境問題の解消
  • コストカットによる、収益の拡大 = 労働環境の向上

が見込めるので、アクションに組み込みました。

もし、行動を起こさなかったら…?

ちなみに、消費者のこのような意識が低い世界線の話をすると

という形で、結果として売り手側が変わらないことになります。

逆に、僕たちの消費活動が、企業に大きな影響を与えることができるとも言えます。

何かを変えたい!と考えているのなら、以上の3つのアクションプランのいずれかでもやってみることをオススメします。

余談:SDGsとは?

サステナブルな世界という流れで、避けては通れないのが、SDGsです。

世界的な温暖化を始めとする、世界このままだとやばくね?という危機感の元、世界のお偉いさん達は、

「持続可能な形で、世界(経済)を発展させていこうぜ!」という目標を立てました。

それがSDGsです。

本筋からは逸れるので詳しくは言及しませんが、概要だけお伝えすると「17の観点で、それぞれどういう風に持続可能な形で世界を開発し、発展させていくべきなんですよ」ということが言及されています。

日本でも大企業を中心に、最近かなり意識が高まっているみたいで、CMなどで見たことがあるのではないでしょうか。

ただ、日本においては、大体のことがいい感じになっちゃっているので、世界がやばいことになっている実感が得られにくいかもしれません。

これも消費者意識が変わらない要因の一つなのかもしれないですね。

まとめ

今回は、【サステナ暮らし】サステナブルな食事とは?意外と難しい生活への取り入れ方を実例付きで解説!というテーマでサステナ暮らしシリーズでした。

普段は、エンジニアとして働く傍ら、実務から得られた学びを共有する技術ブログを書いています。

興味がある方はぜひそちらも読んでいただければと思います。

この記事が誰かのためになれば、嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは。

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